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ルックチャップリン炎上

先日のDIEGO企画『ルックチャップリン』の盛り上がりは異様だった。
オレ達が演奏している時、前から2列目くらいまで女子で埋まっていた。
そしてみんな楽しそうに踊ってたな。
これはどういうことなんだい。
オレ達が俄にかっこよくなっているのか。

まあそれはいいとしてもだな、
この、最高に調子にのっている赤い疑惑に注目している人が少なすぎねーか。
オレ達シャレで実家暮らししてんじゃないんだぜ。

先日のその『ルックチャップリン』は
オレの中ではとても有意義だった。
もともとバラバラだったのいくつもの糸が自然と融合していった。
あのクルーとあのクルーとあのクルーが同じ場所で騒ぎを起こした。
数年前それは全部バラバラだった。
オレがその糸を繋げたと自慢したいんじゃなくて、
そういうことが起こることを再度オレは実感したんだ。

オレ達クルーでやってっから、
とミノケンが打ち上げ以降ずっと口にしてたけど、
本当にそうで、オレはやっぱりそういうの好きだね。
個人情報保護が基本の寂しい世の中でだな、
オレはずっとクルー感だけは大事にしていきたいよ。
つぎ子さんもそれは強調して言ってたよ。
「せめて自分の周りの親しい人達といい空間を作れれば
私はそれで幸せだわ」

つぎ子さんはいつもDIEGOの企画には顔を出してくれる。
オレもつぎ子クルーに恐らく入っているのである。
赤い疑惑を真っ向から本気で評価してくれた初めてのご年配女性で、
おれはつぎ子さんのその言葉を聞いて
エラく感心して自分の道を再確認した。
人生、たいして何もないけど、それだけは譲れない。
みんなライブに来て一緒に騒ごうぜ。
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冷めた茶を飲む考

オレはあまり水分を摂らない。
そういうことに気づいたのは割と最近だが、
あまり喉が渇かない。
だけど渇く時は勿論渇くから安心してください。
何を言ってんだオマエ。

以前同棲していた人は水分をガブガブ摂るタイプだった。
大体いつもブリタで浄水した水をペットボトルに移して常備してた。
水分は身体に溜まった老廃物を汗とか小便とかで出してくれるから、
いいのだそうで、まあ考えてみりゃ当り前のことなんで、
オレもそういうカノジョを見て感心して、そして改心して、
水をいっぱい飲むようなったんだ。

自分が周りの人よりあまり水分を摂らないタイプなんだな
と思う瞬間ってのがまあいろいろあるんだけど、
例えばオレは食事中水分がなくても大丈夫。
だからトモダチ達とメシ屋なんかで食事をすると、
みんなの水のコップが次々に空になるのを不思議に感じるんだ。
関係ないかもしれないけどビールをガブガブ飲んでる人、
ありゃオレは信じられない。どういう内臓になってるの。
オレは酒も炭酸も弱いけど第一に水分量的にとてもついてけない。
脱線してしまったな。

そうそれでお茶の話に急変するけど、
オレは前述の通り水分をあまり摂らないタイプなので、
よく食後に、以前はカノジョが、今は姉貴が熱いお茶を出してくれたりして、
それでお茶は有り難いからありがたく頂戴するのだが、
初め一口、熱いままの茶の味を味わって
それでそれから次に茶の存在に気づくともうお茶が完全に冷めてる。
みそ汁も最後に飲むことが多く、大体冷めてる。

数十分前に熱々で用意された茶が半分以上残って冷たくなってる。
その状況をオレはいつももの悲しく思いながら冷たいお茶を味わう。
でもそれはそれでうまいんだ。
熱かったお茶が放置されて冷たくなる。
そのお茶は何故か可哀想な感じがする。
だけどそれでも別にいいんだ。

何かに夢中になるのはこれに似てると思う。
何を言ってるんだオマエ。
いや、本当にそう思ったんだ。
オレはさっき自分で用意した熱々のお茶を
一口も飲まずにぬるくなってから気づいた。
ぬるかったがうまかった。
それでそのぬるくなった茶を飲みながら今気づいたことを
ブログにアップしようと思ってPCを立ち上げて、
文章を書き始めた。
しばらくしてぬるくなったお茶を居間に置き忘れたのを思い出して、
取りにいったら完全に冷めてた。

で、本題だが、よく「アタシ(またはオレ)何でも中途半端で
ダメなんだよね」というセリフを聞く機会があるが、
それは別に冷めたお茶と同じで、可哀想な状態に、
周りからは映るかもしれないけどお茶はお茶だろ。
中途半端になっちゃったことっていうのは、
大体初めは夢中だったことでしょう。
一瞬でも夢中になれればそれは最高だと思う。
日記3日坊主上等。
ヨガでも自然食でもバンドでもパソコンでも、
中途半端になったままでも何でもいいよ。

ブログだって面倒くさいと言いながら書いちゃう。
冷めたお茶でも茶の味としてはうまいから、
思い出したら飲む。
文章書くのももう面倒くさいというのが先立つけど、
文句言いながらも書く。
バンドも文句言いながらやる。

一時の熱が冷めて(あたし前まであんなに夢中だったのに)
となっても心配することはない。
一回冷めても一度好きになったモノは、
結局好きか嫌いかでいったら大体好きだからそんなに焦ることじゃない。
ということを最近よく自分を励ますために考えてた。
熱々でいれたはいいけどほったらかして
冷めちゃったお茶と
そういう徒労を繰り返す自分が重なった。
フジロックには出られなくてもいいのだ。


バイトが週2から

あっという間に週5になった。
自分が憧れていたささやかな世界の入り口に立った。
大袈裟に思えたが大したことでもないのだ。
そんな風に思いながら駅から自転車で帰る。
小金井公園の中を自転車で走るのは気持ちがいいのだ。

そういえば昨日ブログを編集しようとしてたんだ。
仙台ツアーの貴重な画像を編集してアップロードしようとしてたら、
どうも長尾家のインターネット回線の調子が斜めで、
どうにもこうにもつながらない。
折角画像をフォトショップで編集したのに
これじゃあれだけ馬鹿らしい下らない写真を、
明るさの調整とか、画像解像度とか、
文明の利器を無理して駆使した甲斐がない。

そうこう右往左往、PCと睨み合ってたら、
今度はオレが使ってるブログの画像容量が、
まだ始めたばかりなのにもう5%も喰っている
という事実を不運にも発見してしまった。
つまりあと20倍くらいの記事書いたらいっぱい。
一回苦労してアップした記事を、容量のせいで
後で消さなきゃいけねえのは情けねえ。

昨日の記事は画像を7枚くらい載っけてたから、
こんなくだらない写真で容量の一部を蝕まれてもいいのかな、
と少し不安になって結局アップするのを諦めて寝た。
今朝起きて何となく時間があったから
もう一度PCを起動してみたら今度は接続が安定している。
で折角昨日苦労して編集した画像はアップしたいのでアップした。

それで仕事から帰ってきてネットをチェックしたら、
仙台ツアーの記事に拍手くれた人が1人いて、
オレは苦笑せずにいられなかった。
でも1人でも理解してくれる人がいればそれでいいのだ。
万人に受けるモノなどこの世にはないのだ。
この間映画監督の松江君に、
赤い疑惑はこのままでいいんだよ、
もう完璧、1万人に受けなくても
千人に受ければいいんだよ、
芸術はそういうもんだから、
とざっくりとだがそんなようなことを言われ、
オレは確かにそうだな、と素直に頷くしかなかったな。
伝わる人に伝わればそれでいいんだよ。
何も気張る必要はないんだよ。
だけど伝わるはずの人がまだいっぱいいる気がするから、
やっぱり気張ってしまうわい。
音楽ですばらしく開放的な空間を作ってみたい。

とオレは燃えているのに
居間からハマちゃんの下品な笑い声が聞こえてくる。
テレビの中でハマちゃんが司会をしている。
とっても耳につく嫌な声だな。
昔からオレはダウンタウンは嫌いだね。

姉貴はダウンタウンのことどう思ってるのかな。
平気で見てるけど、「面白い」と思って見ているのか、
「すごく面白い」と思って見ているのか、
「まあまあ面白い」と思って見ているのか、
意外にも「サムい」と思って見ているのか。
皆様はどうなんですか。

姉貴が昨日からゲリでと言ってたけど、
オレも昨日からゲリでと答えてやったんだ。
なんてナーバスな兄妹なんだろう。
腹が痛いというのは長尾家では基本的なことだ。
それはオヤジを筆頭にしてそうなっている。
オヤジはナーバスな部分は垣間みられないが。

今日のオレと姉貴の夕食は
オヤジが昼間に仕込んだと思われる親子丼と、
牛肉とゴボウの炒め物で、
これがまた滅法旨かった。
母は料理が上手だったと思うが、
このままだと「おふくろの味」が「オヤジの味」に
お株を奪われてしまいそうである。
単純にオレが年をとったのでオヤジが作るような
魚メインの献立に心を奪われつつあるからか、
とにかくオヤジの料理はいい感じだ。

今も台所でガタガタと音がしたが、
これはオヤジがミキサーでイチゴミルクを作っている音なのだ。
職場からだろうか先ほど帰ってきたばかりだが、
オヤジの存在感は凄まじいから、
家の空気がガラッと変わった。
オレもそういうオトナになりたいね。
だけどオレは母親のおっとりした部分を色濃く受け継いだから、
オヤジのようなラテンフレイバーは逆立ちしても出せないね。

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盛り上がりをみせた初の仙台公演

の翌日の朝、オレたちはこんな感じで寝ていた。

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企画に呼んでくれたバンドのメンバーのオウチ。
いっぱいCDがあり、いろんなものが散らかっており、
人間がゴロゴロ転がっている。
写真を撮ったロフトの上のオレの隣にブレーキー、
写真のフレームに入りきらなかった2x氏は
一人用ソファに座ったまま寝ていた!

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寝ぼけ眼のまま仙台観音(地元の人は観光地として捉えてなかった)。
凄くデカいんだけど、お金持ちが建てたというだけあって、
渋みはないけどデカいモノは何でこんなに面白いの。
右写真にDOCをフレームインしてみたがこれじゃ観音のデカさが伝わらない。
逆にDOCが巨大なのかも。

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観音のフモトの謎の土産屋に侵入。
寂れた風合いがたまらない。
ブレーキーが剣を振りかざしバビロンとの闘いに向ける。
すると、何だ何だ、DOCとクラッチが寄ってくる。

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そして対戦。
両者の真剣なにらみ合いに周りの空気も凍てつく。


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DOCの勝利。
仲間荒れはやめましょう。


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その頃ブレーキーは、素振りの練習を影で見守っていた
チャイナボーイ(ガール?)といい感じに。





その頃オレはフロアに雑然と陳列されたガラクタ、もとい、
これも中国由来らしい不思議な彫刻やらの商品に眼を奪われていた。
(主人がマニアなんだろう値段もそれぞれ油断ならない金額だ)
刺激的な仙台ツアーであった。

日本残酷物語



いきなりおどろおどろしい装丁で驚くと思う。
実はここ一月ほどこの本を少しずつ電車の中などで
読み進めていたのだが、カバーをかけてなかったので、
周りの視線が毎度気になってしまっていた。
なんとなく不穏なオーラがこの本には漂っているからだ。

昨年の暮にトモダチからこの本の第一巻を借りた。
そのサブタイトルは「貧しき人々の群れ」だった。
ここに紹介する第五巻(これも同じトモダチがくれたのだ)
のサブタイトルが「近代の暗黒」。
いずれもそのサブタイトルから中身の濃さを想像する。

平凡社から全五巻で出版されたこのシリーズは
実際に内容も壮絶で、我々のような、文明社会の元で
飢餓や戦災に縁がない生活を送ってきている人間にとっては
読むだけで身震いを誘発させられる。

編集には山本周五郎や宮本常一など、
オレも知っている優れた人物が携わっているのだが、
内容は日本国における貧民や冷遇されてきた人間の史実が、
古くは戦国の世から、果てはこの本が出版されていた
昭和30年代にまでおよび詳細な実地調査や
口承の聞き取りにより纏められている。

何よりも驚かざるのを得ないのは
義務教育で学んできた日本史の授業ではほとんど触れられていない
国家によって隠蔽されてきた悲惨な歴史がこれほどまでにあったのか、
ということであり、これでは我々はいったい歴史を学んだことになるのか。

このシリーズ(まだ一巻と五巻しか読んでいないが)に
ハマったきっかけは、第一巻のそれも前半の方に
オレの父の実家である山口県大島郡(宮本常一の出身地でもあり)
の神社の名前「長尾八幡宮」が出てきたことであった。
明治や大正時代に瀬戸内海沿岸に頻出した海賊について触れたくだりで、
その時代の海岸沿いの部落や集落の人達があまりの貧しさに、
座礁した商船を襲ったりして金品を奪う習慣があったという
驚くべき事実の叙述の中であった。
これは他人事じゃなくて我々が暮らしている日本で起きていたことだ、
即座にそういう気持ちに取り憑かれ、この本を夢中になって読んだのだ。

海賊の話も驚いたが、まだ国家という概念がない時代の
山間部の人々の凄まじい生活や人間模様にも驚かざるを得なかった。
隣の集落が何里も離れているような地域の人々は、
常に外界からの襲撃に神経をとがらせなければならなかった。
山間部は傾斜のために耕地が確保できないので極度にひもじく、
食料が底をつきたら隣の集落を襲うようなこともあった。

またこの第五巻「近代の暗黒」には戦前・戦後の
日本の貧民の凄惨な暮らしぶりが記されている。
我々がバンドのツアーで大阪に行く度に毎回訪れていた
釜ヶ崎地区の発祥のいきさつや暮らしぶりの内情などが、
それは私が最も知りたかった点であったが、
実に細かく詳しく述べられている。

また前から気になっていた「オイチニの薬売り」の実態や、
「北海道開拓史のタコ部屋」や「東北地方からの出稼ぎ労働者」の
ことなど、背筋がピンとするような内容の記事が
これでもかという具合に、しかも全体的にかなり客観的に述べられている。

我々一般市民が国家や権力の前でどれほど無力か。
そして現在の文明社会がどれほど生きやすく、
ワガママの通せる時代なのかを思い知る。
これだけ生きやすくなったのに息苦しくて集団で自殺したり、
うつ病が蔓延したり、希望を失った人間が人を刺したり。

歴史は振り返ることしかできないが、
歴史の振り返り方というのは幾通りもあって、
そこから何を受け取るかはそれぞれに委ねられていて、
オレはこの本と出会えてよかったと思ってい、
そしてこの本を貸してくれたトモダチに感謝している。

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